伊万里のお菓子事情を調べていました

「昔からある伊万里の地域資源に再焦点（Re:focus）をあて新たな視点で発信する起点になる。」
　
伊萬里百貨店駅ビル店のコンセプトです。
　
伊万里のお菓子事情を調べていました。
歴史民俗資料館へお話を聞きにいったり、先輩方にお話を聞いたりしていくと、平成16年に閉店された「さのや」さんにたどり着きました。
　
創業昭和9年「さのや」さんは、浜町交差点にある現在の斎藤写真館さんの1階部分でお店をされていました。
　
伊万里の土井町に蒲鉾工場がたくさんあった頃、ストロー状の「つと」で覆った蒲鉾の「つと蒲鉾」をお菓子に出来ないかと、蒲鉾部分を羊羹にした「つと羊羹」が名物の菓子店。
　
その他にも銘菓「とんてんとん」・「伊万里っ子」・「はちがめサブレ」・「山ん寺」・しるこ最中「青磁の壺」など、お菓子を通じて【伊万里を知って欲しい】という思いが伝わってきます。
　
残念ながら後継者がおらず15年前に廃業されてしまいましたが、今でも当時、経営者だった宗（そう）さんがまちなかに住まれており当時のお話を聞く事ができます。
　
皆に愛された「いいモノ」が諸事情によって無くなっていくのはもったいない。
まずは、「さのやさん」の銘菓がひとつでも駅ビル店のカフェでお茶菓子として復活できないか思案している所でございます。
　
「さのや」さんの思い出話などありましたらぜひメッセージを頂けたら嬉しいです。